アルファの源泉
過去20年間に起こった大きな変化の1つとして、パッシブ型ソリューションの台頭が挙げられます。低コストや透明性など、パッシブ型ソリューションには誰もが認めるメリットがある一方で、コスト控除後ではベンチマークに劣後すること、裁定取引の対象となりやすいこと、サステナビリティ統合の限界といった課題も伴います。
ロベコが提供するエンハンスト・インデックス株式戦略は、株式リスクプレミアムを捕捉するための有望な選択肢となります。当戦略は、パッシブ運用の利点(分散投資、低手数料、透明性)とアクティブ運用の利点(資産価格に関する数十年もの研究成果の適用)を融合しています。その結果、インデックスからの乖離を抑えながら、リターン・ファクター(モメンタム、クオリティ、バリュー、短期のシグナル)へのバランスの取れたエクスポージャーを体系的に捕捉することで、一貫してインデックスを上回るコスト控除後リターンを目指します。
ロベコのアプローチ
ロベコのエンハンスト・インデックス株式戦略は、複数のサステナビリティ領域を統合しながら、広範な市場のリターンを体系的に捕捉し、十分に報われるファクター・プレミアムと革新的なシグナルからの恩恵を捉えるように設計されています。この規律あるアプローチにより、2004年以来一貫してコスト効率よく超過収益を生み出してきました。
エンハンスト・インデックス株式戦略は、統合されたマルチファクター銘柄選択モデルで分散されたエクスポージャーを獲得する、実証済みの体系的アプローチを活用しています。このモデルは、バリュエーションの魅力(バリュー)、株価の値動きの傾向(モメンタム)、バランスシートの強靭さや収益性など、クオリティ特性の水準(クオリティ)、株価の反転や株式の資金フローなどの短期トレンドの動向(短期のシグナル)に基づいて銘柄をランク付けします。
低水準のリスク・バジェット(トラッキングエラー)で、独自のポートフォリオ構築アルゴリズムを用いて効率的にリスク、リターン、サステナビリティのバランスをとり、安定した超過収益を目指します。また、最新の銘柄ランキングを適用することで、お客様のキャッシュフローを積極的に活用してポートフォリオを最適化するとともに、不必要なポートフォリオの入れ替えを回避し、コストを抑え、ネットリターンを高めます。
Wilma de Groot
コア・クオンツ株式運用責任者、クオンツ株式ポートフォリオ・マネジメント責任者、クオンツ株式運用副責任者
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株式リスクプレミアムの追求において、エンハンスト・インデックス株式戦略の体系的アプローチは、データ重視の投資判断を導く羅針盤の役割を果たします。
運用チーム
ロベコのクオンツ運用グループは世界でも最大規模のチームで、50名以上の定量リサーチャーとポートフォリオ・マネジャーから構成されています。広範な定量運用の規律と、定量リサーチを革新的なソリューションにつなげてきた25年を超える経験があります。
ロベコのエンハンスト・インデックス株式戦略は、定量運用に全面的にコミットしたチームに所属する経験豊富なポートフォリオ・マネジャーが運用しています。ポートフォリオ・マネジャーは、ロベコのリサーチャーと緊密に連携し、その専門性を当戦略の運用に活用します。
リサーチャーは、ロベコの定量株式商品群の中核を成す定量モデルとポートフォリオへの適用について開発と改良を担当しています。経験豊かなリサーチ・チームは、学術界とも強い結びつきがあります。
対象地域
エンハンスト・インデックス株式戦略は、先進国市場や新興国市場など、様々な地域を投資対象とする戦略を提供しています。
サステナビリティ
この戦略は、とりわけ環境および社会的特性を推進し、除外スクリーニング、ESG統合、ESGリスク・モニタリング、アクティブオーナーシップなどを取り入れています。EUサステナブル・ファイナンス開示規則(SFDR)の第8条ファンドに分類されています。
様々な方法で、投資プロセスにサステナビリティの観点を取り入れています:
有害になり得るビジネス慣行や商品を有する企業は、ロベコの除外方針に従って投資ユニバースから除外されます。
SDGsにプラスに貢献する企業への配分比率が市場を上回るようにポートフォリオを構築します。
ESGリスク特性と環境フットプリント(炭素、廃棄物、水)が市場を下回るようにポートフォリオを構築します。
議決権行使とエンゲージメントをお客様に代わって実施します。エンハンスト・エンゲージメント・プログラムをポートフォリオに直接連動させています。
代表的なエンハンスト・インデックス株式戦略よりもサステナビリティを向上させた戦略も提供しています。これらは、より広範な除外リストを適用し、SDGスコアがネガティブ・高、ネガティブ・中の企業を投資対象から除外します。また、ESGリスク特性を市場インデックスより大幅に改善し、カーボン・フットプリントはインデックスを最低でも30%下回ることを目指します。
またロベコは、ファクターを中立化しつつサステナビリティを重視したエンハンスト・インデックス株式戦略も提供可能です。パリ協定準拠型SDG気候戦略では、カーボン・フットプリントの50%削減を目標とし、SDGsに悪影響を及ぼす株式には投資していません。
特性
コア・ソリューション
長期的なポートフォリオの中核となる投資です。
豊かな伝統
数十年にわたりロベコの専門性の中核として根付いています。
安定性
運用チームは長年にわたる経験と低水準の離職率を誇ります。
システマティック
投資運用においてルールに基づくアプローチを採用します。