クレジット運用
長い革新の歴史
ロベコは1970年代から社債投資を行い、欧州においてグローバル・ハイイールド債券戦略を立ち上げた投資家の先駆けとなりました。現在では、サステナブル・クレジット運用の分野でも業界の第一人者と位置付けられ、SDGsや気候変動に焦点を置いたクレジット戦略にいち早く取り組んでいます。ロベコは革新を続けながら、同時に、十分に分散され、サステナビリティ特性に優れたポートフォリオの運用に注力しています。その運用においては、適切なタイミングで適切な水準のリスクをとるよう努めています。
クレジット運用のガイド(英文)市場の熱狂に流されない姿勢
ロベコでは、逆張り的で、価値を重視し、リサーチ主導の運用スタイルを採用しています。ロベコは、クレジットサイクルに対する大局的な見通しを「クレジット四半期アウトルック」としてまとめており、投資ポートフォリオにおける適切な銘柄選択を行うための規律あるプロセスのフレームワークとなっています。このようにして、ロベコの運用戦略は、市場サイクル全体を通じて対応し、市場の非効率性を捉え、持続可能な活動にプラスの貢献をもたらすように設計されています。逆張りスタイルは、徹底したリサーチ力に裏打ちされてはじめて成功につながります。ロベコの国際色豊かなアナリストチームは、リサーチスキル、セクターに関するグローバルな専門知識、サステナブル投資の知識を有しており、最適な投資機会をピンポイントで見極めることができます。アナリストは、クレジット運用チームに所属しています。この安定したチームを構成する投資プロフェッショナルは、クレジットサイクルを通じた舵取りに精通し、投資すべきタイミングや、何を避けるべきかを熟知しています。
真のリスクを理解
この運用プロセスに組み込まれているのが、ポートフォリオの真のリスクの計測を重視する姿勢です。従来、クレジットの投資家にとって、これは最大の課題の1つでした。ロベコは、債券のクレジットスプレッドとデュレーションを掛け合わせた値(デュレーション・タイムズ・スプレッド:DTS)によって正確にその債券のボラティリティを予測できるという洞察に基づき、2003年にリスクを計測する革新的な手法を開発しました。DTSという概念はロベコのクレジット・ポートフォリオ管理のあらゆる側面に対応するものであり、リスク測定手法の業界標準となりました。
クレジット四半期アウトルック真にサステナブルな恩恵を追求
リスク管理が最優先事項であるクレジット運用においては、サステナビリティの明確な考え方を持つことが不可欠です。実際、長期的な環境、社会、ガバナンス要因の考慮を投資プロセスに組み入れることは、ダウンサイド・リスク軽減の重要なステップであると言えましょう。そして、ロベコでは2010年以来これを実践しています。今では、炭素排出量関連リスクや、企業がこれらのリスクにどう対応しているかといった要素も、ロベコの運用プロセスに統合されています。結局のところ、このように厳格にサステナビリティを分析しバランスを取ることが、長期的な恩恵をもたらすクレジット投資機会の見極めに役立ちます。
さらに、このアプローチを基盤に、ロベコは特定のサステナビリティ目標を明確に目指す運用戦略を開発しました。ロベコのインパクト投資ソリューションには、一連のSDGクレジット戦略、グローバルおよび米国グリーンボンド戦略、気候グローバル・クレジット戦略や気候グローバル・ボンド戦略などがあります。
強力なクオンツ運用ソリューション
ロベコでは、ファンダメンタル運用のクレジット戦略に加えて、ファクターに基づく一連のクオンツ・クレジット戦略も提供しています。ロベコのクオンツ債券への取り組みは1995年にさかのぼります。その基盤となるのは経験豊かで安定したチームです。同チームは、学術論文の執筆で受賞歴を誇り、またお客様にソリューションを提供する数々の運用戦略を開発するなどの実績を有します。
ロベコのクレジット戦略